[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
名は体を表す、 Webも体を表す
地名がついた会社って、どことなく歴史や信頼を感じますよね。
例えば
・日本郵政
・北海道電力
・東京地下鉄/東京メトロ
・大阪ガス
・九州旅客鉄道/JR九州
東京◯◯、大阪◯◯など、地名+業界名だと
各地域の代表企業らしさを感じます。
さらに大手企業名を含む名称だと
「大手のグループ会社かな?」と認識しやすいものです。
名は体を表す、昔からよく聞くことばですが、
先日まさにそれを実感する出来事がありました。
今回は実際にあった話ですが、仮称で解説します。
Webサイトリニューアルの打ち合わせにて、
競合企業サイトを一緒に見比べるシーンです。
下記2つの企業サイトを見たとしましょう。
- 大企業の「大阪電気◯業」
- 小企業の「大阪電気▲業」
画面に表示させながら、こんな感想を持ちました。
- 小企業の「大阪電気▲業」
言葉を選ばずに言えば少しチープなホームページ。
作成ツールでサクっと作成したような手づくり感が漂う。
- 大企業の「大阪電気◯業」
Web はしっかり作り込まれていて「さすが大手は違うなぁ」
と感じさせる老舗らしさと風格。
お客さま企業の担当者さんと、
やはり業界大手には大手の風格がありそうですね、
なんていう話をしていました。
後日、あらためて同じ話題になっていたとき、
サイトを表示させてみると、ふと電話番号が目にとまりました。
- 小企業の「大阪電気▲業」と(思っていたWebサイト)には
072で始まる代表番号が掲載され、
- 大企業の「大阪電気◯業」と(思っていたWebサイト)には
070の携帯番号、、、が掲載されていたのです。
つまり、Webの見た目の立派さと完全に逆だったわけです。
Webが与える"印象"の力、でした。
会社名が似ていたこともありますし、
大阪エリア(大阪市外)の番号が072だったこともあり、
脳内で070が勝手に変換されていたのでしょうか。
会社規模の大小自体は善し悪しではありません。
ただ、Webひとつでここまで印象が変わる。
ということを実感できたことで、
私を含めてその場に居合わせた関係者全員が、
「Webって大事!」というのを痛感しました。
控えめ過ぎて相手に余計な誤解を与えるリスクがあるでしょうし、
逆に、丁寧に作れば規模以上に大きく頼もしそうに
見せることだってできるわけです。
・しっかりしたサイト → 会社がしっかりしていると思われる
・元気がない見た目 → 会社まで元気がないように映る
昔の人は「名は体を表す」と言いましたが、
それに例えるなら「Web は体を表す」 と言えますね
自社のアイデンティティーや歴史、風格、組織力、
そうした"体"を映す鏡として、Webサイトに手を抜かない。
デザインだけでなくコンテンツの量や質、表現手法、
そして全体の空気感も整えることで、
会社の本当の姿を正しく伝えられます。
「名もWebも、企業の体を映す鏡」
そんな教訓を、あらためてかみしめた次第です。
Webが自社を正しく伝えられているか、
皆さまもぜひチェックしてみてください。
2025.04.23