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[IT活用↑天国と↓地獄]

IT担当者不在↓

文/イーナチュラル :: 2001.12.26

今回のウイルス騒動でお客様から助言を求められるケースがかなり多かった。
ウイルス対策ソフトのインストールから推奨ソフトやメールソフトの設定など
の電話でのお手伝いである。あまりにも多かったので社内でどこまでの範囲で
応対すべきか議論になったほどである。

ある程度会社の規模が大きくなってくると社内のパソコンが増え、業務と密接
なつながりを持つようになり、それを管理する必要が出てくる。世にいうIT
担当者の出番である。

IT担当者の仕事を整理してみよう。

【A】維持業務(現在あるものをきちんと機能するよう管理運営する)
(1)社員のパソコンの管理
(2)社内LANの管理
(3)インターネット接続の管理
(4)Web運用業務
(5)サーバー管理
(6)データ管理(データバックアップなど)
(7)セキュリティ管理

【B】突発業務(トラブル対応)
(1)社員のパソコントラブル対応
(2)ソフトウェアのバージョンアップ
(3)ウイルス対策(新たなウイルスが発見されるたびに何かをする)

【C】生産性向上業務
(1)情報リテラシーの向上(社員のITスキルアップの為の施策をする)
(2)最新技術の取得(1年前の常識が非常識になってしまうため必須)
(3)自社内システム改修(絶えず改修をおこない、業者の進捗管理をする)

【A】は日常的に常に小さな業務が多数あり、その最中に【B】が発生。そし
て目標はあくまで【C】でありながらなかなか思うように進まない状況。これ
が一般的なIT担当者の実情のようである。

ではIT担当者のいない会社では上記の事柄はいったい誰が行っているのだろ
うか?少しパソコンに詳しい人が本業の合間に【A】と【B】を行い、一部を
外部に委託する。【C】については担当不在。トラブルがあっても誰に何を聞
いたらいいのかわからないまま業者にたらい回しされ、その間業務が滞ったり
する。このような中で今回の様な悪質なウイルスが広がると社内のみの体制で
はどうしようもない状況が出てきてしまうのは仕方なないこと。だからといっ
てIT担当者を雇う程の余裕もなければ仕方がないとは思うのであるが。

社内でパソコンに詳しい人がいろいろな設定や対応をしている場合、経営者は
その人のITに対する社内業務を「おまけ」の様に見ている場合が多いのだが、
外注すると結構費用がかかることを認識した方がいいだろう。たとえば5000円
のソフトをかってインストールしても外注でインストールした場合はさらに
8000円の費用がかかったりする。(*1)

パソコンやインターネットの重要度が増す中、経営者もITを専門に任せる人
材が社内にいない中でどのように進めていくか考える必要があるのではないだ
ろうか。

(*1)NTT-ME わくわくサポートサービス
http://www.ntt-me.co.jp/support/service.html

2001.12.26


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