[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
ドメイン取得は計画的に
サイト制作に携わっている人にとっては「あるある」な話ですが、
一般の方にはあまりピンと来ないかもしれないニュースが
ありました。
アトレ、「旧アトレカード裏面のQRコードを読み取らないで」と
注意喚起、不審なサイトに接続してしまうことが確認される
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/2027717.html
記事タイトルだけを見ると、高度なサイバー攻撃のようにも
思えますが、実際は、ドメインの有効期限切れて失効し、
それを悪意ある第三者が再取得したことによるものでした。
使わなくなったドメインを放棄した結果、
悪巧みをする輩に取得され、
かつて公式だったドメインが不審なサイト誘導するように
なってしまったしまった、という話です。
サービス別サイトやキャンペーンなどのために、
自社サイトとは別にドメインを取得することもあるでしょう。
しかし、そのドメインは長期間管理し続ける前提で運用しないと、
上記のような事態が生じる可能性があります。
今の技術であれば、
本物とそっくりなWebサイトを作るのは難しいことではありません。
さらに、
今回のように「かつて公式だったドメイン」が再取得されると、
訪問者が偽サイトだと見破るのは非常に困難です。
こうした事案が、かつて自社で保有していたドメインで発生し、
なんらかの被害を受けた人が発生した場合、
たとえ法的責任が自社に問われなくても、
イメージダウンや風評によるダメージを受ける可能性は
十分にあり得ます。
ドメインは今や数クリックで簡単に取得することができますが、
一度取得したドメインには「責任」も伴うという点を、
改めて認識しておきたいところです。
2025.07.09