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[ホームページを「できる営業マン」にする方法]

Webマーケティングにも地図が必要

文/齋藤 伸也 :: 2025.01.22

私は地図が大好きです。Googleマップやカーナビはもちろん、
紙の地図、住宅地図(元不動産会社なので)、旅行のガイドマップ、
登山地図、GPSウォッチの地図など、地図が大好物です。

地図関係の博物館もお気に入りで、千葉にある伊能忠敬記念館、
茨城の地図と測量の科学館、福岡のゼンリンミュージアムなど、
あちこち訪ねては、地図へのワクワクを深めています。

さて、皆さまもきっとGoogleマップ等を使うのが当たり前になり、
スマホには自分の現在地が示されていて、
目的地までのルート検索をすると「徒歩で何分」「車で何分」
「電車で何分」などと瞬時に示してくれることでしょう。
さまざまなルートを一発で検索できて、とても便利ですよね。

このように私たちは普段、「現在地」と「目的地」を
正確に指定することで、最適なルートを示してもらっています。
しかし、これがWebマーケティングの分野になると、
「ゴール/目標」がはっきりしていても「現在地/現状」が
曖昧なケースが意外に多いように思います。

たとえば「ウェブから月何件の問い合わせを獲得したい」という
目標は設定していても、そもそも今どれくらいの集客があって、
どの経路から流入して、どういった成果につながっている、
これらを完全に把握している企業は少数派と思われます。

これは地図でいえば、ゴールとなる目的地はわかっているのに
スタート地点(現在地)が不明な状態です。
このままの状態ではルートを探しようがありません。

一方で、手段についての情報は数多く入ってきます。
「SNSが良さそう」「YouTubeが良さそう」「あの広告が良い」
「やっぱりSEO」「このシステムが優れている」などを聞くと、
あれこれ試してみたくなるものです。

しかし、今どこにいるかがわからなければ、
自社に合った最適な手段の選別や優先順位付けはできません。
結果として「あれこれ手を出すが、うまくいかない」
「お金や時間ばかりかかって疲弊してしまう」
という状況を、耳にすることも多いです。

だからこそ、Webマーケティングで成果を出したいときは
まず最初に、スタート地点を正確に把握することが重要です。
自社が今どの位置にいるのか、サイトはどんな状態なのか、
アクセス数や顧客の属性はどうなっているのか、
といった情報をしっかり分析しておくこと。
この工程を飛ばすと、いくら目標を設定しても、
最適なルートを導き出すのは難しくなります。

私たちがWeb改善のプロジェクトに取り組む際にも、
現状分析に全体の3分の1ほどの力を注ぐことが多いです。
そのくらい、スタート地点を把握することが
プロジェクトの成功を左右すると言っても過言ではありません。

ゴール(目標)が決まっている場合こそ、
一度立ち止まって自分たちの「現在地」を正確に見極めましょう。
そうすることで、必要な手段や優先順位が自然と定まり、
判断のブレが少なくなります。

日常で地図を使うのと同じように、Webマーケティングでも
「現在地をしっかり把握し、目標に向かうルートを計画し、行動する」
ことが大切です。手探りで突き進むのではなく、
地図をしっかり持って、Webマーケティングに取り組んでいきましょう。
そうすれば、成功への道が見えてきます!

2025.01.22


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