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[ホームページを「できる営業マン」にする方法]

この春から始めるサイト改善計画

文/齋藤 伸也 :: 2009.04.08

未曾有の不況と言われる中、4月1日から新年度が始まりました。マー
ケティング活動に欠かせない広告費や人件費を含め、ありとあらゆ
る経費を削減しながら新年度を迎える、という会社も多いことでしょ
う。

しかし、営業活動を続けなければ企業は存続できません。どれだけ
売れないと言われても、売るしか無いのが企業です。売るといえば
営業マンですが、人件費も削減気味の中では、新たな営業マンを雇
い入れるのも難しい状況です。

そんな状況だからこそ、目の前のホームページに営業活動をしても
らうため、様々な改善計画を検討している企業からの相談も数多く
いただきます。では、どこに注視して改善計画を進めれば良いので
しょうか。

先日、携帯電話ドコモの「iコンシェル」が100万契約を達成したと
いうニュースがありました。「iコンシェル」とは、羊の格好をした
執事が身の回りの世話を焼いてくれる、というサービスです。いつ
も利用する交通機関の遅延情報、自宅や会社の気象情報、自分のス
ケジュールなど、自分の行動に合わせたお知らせをしてくれたりし
ます。

ドコモ「iコンシェル」が100万契約達成へ - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000589-san-bus_all

また、Overtureのインタレストマッチ、GoogleのInterest Based
Advertisingといった新しいタイプの広告サービスも始まっています。
これらは、検索キーワードに連動して広告を出向する仕組みとは違
い、人の属性や行動をもとに広告を表示させられる仕組みです。

インタレストマッチ | サービス | オーバーチュア
http://ov.yahoo.co.jp/service/int/index.html

Google Japan Blog: 新しい広告のプログラムのテストについて
http://googlejapan.blogspot.com/2009/03/blog-post_12.html

これらの例のように、最新の広告サービスでは「情報」と「行動」
の結びつきが非常に強くなっています。旅行好きの人には旅行の広
告、不動産を探している人には不動産の広告、などと自分の行動の
一歩先を見越した広告を目にする機会が多くなるかもしれません。

さて、先にあげたような最新の仕組みを活用しなくても、インター
ネット創生期からあるアクセス解析をきちんと活用すれば、行動結
果の確認、行動や属性の推測といったことが可能です。

弊社で提供しているような有料のアクセス解析サービスの他、
Google Analytics などの無料アクセス解析サービスもありますし、
サーバー付属のアクセス解析など、利用用途に合わせた各種アクセ
ス解析サービスがあります。

いちにのアクセス解析
http://www.12no3.com/access/?mm=198

ホームページにアクセスがあるのは、人が行動したからです。次の
ページへ進んでくれたのは、人がクリックしたからです。これらの
統計がアクセス解析結果です。単に数字が並んでいるだけではあり
ません。人が行動した結果が数字になっているのです。大事なとこ
ろなので、もう一度言います。人が行動した結果が数字になってい
るのです。

問題は、解くより見つける方が、意外に難しいものです。しかし人
の行動がわかれば、どこをどう改善すれば良いか見えたも同然です。
アクセス解析結果から「人が何を思い、どんな行動をしたのか?」
という推測をして、人の行動をチェックしみてみましょう。

広告、SEO、CGMなど、流行に合わせた対処療法でその場を凌ぐので
は無く、この春こそ根本的な改善をするための第一歩を踏み出した
いところです。桜咲くホームページとなるかどうか、腕の見せ所で
すね。

2009.04.08


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