[イーナチュラルな人々]
インフル2名とひとつ屋根の下
今年のお正月は、インフルエンザAと闘った数日間でした。
元旦早々に妻が体調を崩し、翌日には38度超えとなってしまい、
救急病院に連れて行ったところ、インフルエンザAとの診断でした。
待合室は数十人の患者で溢れ、具合の悪そうな人たちがうずくまり、
おでこに熱さまシートを貼っているお子さん達もいます。
ニュースでインフル流行中と聞いてはいましたが、
まさにその現場を目の当たりにしたような状況でした。
インフルエンザAという診断はわりと早めに出たのですが、
薬の処方や会計が終わるまでに3時間近くもかかり、
患者も私もどっと疲れて帰ってきました。
自宅療養を言い渡されて帰宅。
とはいえ、自宅には私や息子もいるので、
部屋を分けたり、マスクを使ったりと、
感染予防に気を配りながらの看病が始まりました。
そんな矢先、翌日には息子も熱を出し、測ると高熱。
「これはきっと...」と再び救急病院へ行くと、
案の定インフルエンザAとの診断でした。
こうして年末年始を共に過ごした家族3人のうち、
私以外の2人がインフルエンザに倒れ、
ひとりで看病しながら正月を過ごすことになりました。
思い返せば、以前コロナ感染した息子を看病したことを思い出し、
今回もその時の知識をフル活用して何とか乗り切るしかない状況。
各部屋はそれぞれ患者が籠城し、マスク・手洗い・換気などしつつ、
私は自分の体調も気にしながら過ごしました。
体力的にも心理的にも疲労感が増し、
ひとつ屋根の下で暮らす大変さを痛感したのです。
そんな中でも幸運だったのは、
事前に準備してくれていたおせち料理や正月用の食材です。
皆で囲むはずだったおせちですが、ひとり静かに
看病後の楽しみとして美味しくいただくことができました。
そんなわけで、9連休後半のほとんどが看病生活だった正月でした。
本来の賑やかな正月とは程遠いものでしたが、
それでも何とか過ごせたことに感謝しています。
皆さんも、どうか体調管理には十分お気をつけください。
2025.01.08