[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
Microsoft Clarityで見える化
最近、業務でMicrosoft Clarityを利用する機会があります。
なかなか興味深いデータが得られることに軽く感動したのですが、
一方で一部界隈を除いてはあまり知名度がないようなので、
この場を借りてご紹介です。
まず、Microsoft Clarity(クラリティ)とはなんぞやですが、
Webサイト上のユーザー行動の分析ツールになります。
Microsoft Clarity - Free Heatmaps & Session Recordings
https://clarity.microsoft.com/lang/ja-jp
基本はヒートマップ分析=どこがどのくらいクリックされたか、
ですが、加えてサイト上でのユーザーの実際の行動を動画で
再生できたり、さらにはリアルタイムで行動が確認出来たりと
ユーザーの行動を視覚的に分析しやすいツールとなっています。
また、無料で利用でき、保存できるデータに制限がないのも
魅力的のひとつです。
Webサイトのユーザー行動分析といえば、GA4に代表される
アクセス解析ツールがあります。アクセス解析は間違いなく
強力な分析ツールですが、一方で数字でユーザー行動を把握する
ので、どうしても取っつきの悪さがあります。
一方のClarityは、動画という視覚な手段でユーザー行動を把握
するので、ツールを使い慣れていない方でも直感的に分かります。
実際には、両者は排他的関係でなく相互補完的関係になりますが、
Clarityの「分かりやすさ」が強みになる場面も多そうです。
この手のユーザー行動分析ツールはプライバシーの問題が
気になるところですが、GDPR対応はうたわれていますし、
Clarityに渡したくない情報がある場合は適切に設定すれば
マスクされます。
ユーザーの行動データを動画で見ていると、一言ではいえない
様々な行動様式が見られ、いろいろと気づかされることも
多いです。
導入自体は比較的簡単なので、
興味を持った方はお試しになってはいかがでしょうか。
2024.09.11