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[コレが気になる!]

6台のサーバーと3台のパソコン

文/イーナチュラル :: 2005.10.26

イーナチュラルが運営しているサーバーは現在6台あります。これらのサーバー
は常時サービスが動いているので、ダウン時間を最小限にしなければなりませ
ん。セキュリティ対策などでプログラムを入れ替える場合にはあらかじめ同じ
環境のサーバーにテスト導入して本番導入の時間を最小限にします。つまり6
台の本番サーバーの他に6台のテスト系サーバーが必要になります。また、イー
ナチュラルではWeb制作も行いますので、古いバージョンのブラウザを使った表
示でテストをする必要があります。そのため通常運用とは別にブラウザ別確認
用の3台のパソコンが必要です。ところが実際のハードウェアは共有端末1台
のみです。なぜでしょうか?

答えは仮想PCです。イーナチュラルではVMwareと呼ばれる仮想PCのソフトを共
有端末に入れて、必要に応じてリモートでアクセスして仮想PCを起動して使っ
ています。仮想PCにはWindows98やWindows200がインストールされていたり、
Linuxのサーバーがインストールされたりしています。パソコンの中にパソコン
が入っている感じになります。同時に複数の仮想PCを起動することもできます
ので、ブラウザのバージョン別動作確認などにはこれで解決します。

実はこのVMware、最近「VMware Player」と呼ばれるフリーウェアを公開しまし
た。このソフトはVMwareやVitural PC(マイクロソフトの仮想PCソフト)で作
られた仮想PCのファイルを読み込み、自分のパソコンで仮想PCを使うことが出
来るソフトです。仮想PCを作ることはできませんが、他の人が作った仮想PCの
ファイルを利用して新たなソフトをインストールしたり、削除したりすること
は可能です。これを使えばVMware WorkStation(仮想PCを作ることの出来るソ
フト)を1つ買って、仮想PCファイル(イメージと呼ばれます)を作り、そ
のイメージをフリーウェアのVMware Playerで閲覧することにより複数の人が同
時に使えます。

Web制作関連の会社にはかなりの朗報なのではないでしょうか?ちなみに私はサー
バーのテストやプログラム開発時のクライアントの環境にもこの仮想PCを使っ
ています。イメージファイルはコピーできるので、ちょっと自信のないアプリ
ケーションをインストールしたり、実験したりするときは一度コピーと取って
おいて、いろいろ変更し、もしうまくいかなかったらそのイメージを捨て元の
イメージからやり直すというやり方をしています。(まるでゲームのデータ保
存みたいですね)

イメージファイルは1つ1Gから2Gとそれなりの大きさになりますが、最近
のパソコンは大容量ですので、10台以上の仮想PCのイメージがあっても全く気
になりません。Web制作に携わる人(オンラインショップのWebマスターも含む)
にはおすすめ出来るソフトウェアです。

VMwareのホームページ(英語)
http://www.vmware.com/

VMware Player(英語)
http://www.vmware.com/products/player/

2005.10.26


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